menu

製造業者必見!異物混入事故に関わる賠償責任とその金額

食品衛生に対する法令や、企業の取り組み、国民の意識などに対して、日本は先進国の中でもトップクラスではないでしょうか?しかし、どれだけ社員や国が管理体制を徹底し、衛生管理に注意していても異物混入事故は起こってしまいます。また異物混入に気づいた場合の企業の対応の迅速さや誠意によって、企業生命や社会的信用は大きく変ります。異物混入事故で企業が負う責任と賠償金額について見てみましょう。

【異物混入事故が起こったら】

そこで働くものや、管理者がいくら衛生管理を徹底していても異物混入事故を全て無くすことはできません。企業はもし、自社で異物混入事故が起こってしまった場合どのような対応を取ればよいのか知っておく必要があります。異物混入に気づいた社員は、すぐに工場の生産を停止し、現場の管理者に混入の事実を伝えましょう。そして、企業や経営者はなるべく早く、異物混入の事実を世間に公表し、製品回収などの対策を取る事が大切です。企業は異物混入が起きたら、その事実を包み隠さず公表し、謝罪、自主回収、生産の自粛などを早期に行う事で社会的信用や顧客へのイメージは大きく変わるのです。

【異物混入事故における責任】

では、実際に異物混入事故が起きてしまったら企業はどのような責任を負う事になるのでしょうか?加工食品に異物が混入し、人体に被害が及ぶような食品を製造、販売する事は食品衛生法で禁じられています。違反したメーカーは、その責任を問われ厚生労働大臣や管轄の都道府県知事から改善命令や、営業停止処分などが下されます。法定刑では、3年以下の懲役または300万円以下の罰金を支払うようになっていますが、刑事処罰が下されるのは人体に重大な被害が及んだ場合や、会社側に故意や重過失があった場合などに限られます。

【異物混入事故の賠償金例】

異物混入事故では、実際にどれくらいの損害賠償金を支払う事になるのでしょうか?飲食店で、貝柱に存在した菌で腸炎を起こした客が死亡し、賠償金2千2百万円を支払った事例があります。また、食品製造業でシュークリームにサルモネラ菌が発生し、それを食べた721人に対して、460,450,233円の賠償金を支払った事例もあります。

【まとめ】

このように、ひとたび製造業や食店で異物混入事故が起こると多額の賠償金を支払うケースも多くあり、企業はそれに対する備えをしておく必要があります。企業の賠償共済は、万が一に対する消費者への救済、慰謝料、損害賠償金、弁護士費用などを補填する事は勿論ですが、迅速に対応する事で企業が受ける社会的信用や、ダメージを軽減する事にも繋がります。

実態!経営者が負う事になるリスクと不安要素の軽減について

労災で訴訟を起こされる前に企業ができる対策を知っておこう

関連記事

  1. 要注意!製造業でなくても製造物責任を負う?PL責任とは

    製造物の欠陥によって、消費者に損害を与えた場合に企業は、製造物責任を負う事になります。しかし、これは…

  2. 知らないと怖い!施設賠償保険とは?その補償内容と必要性

    自社ビルや不動産を所有している経営者の方は、施設賠償責任保険という物を知っていますか?あまり知られて…

  3. 長引くと不利になる場合も!損害賠償責任には時効がある!

    損害賠償請求を受けた加害者側にすれば、早く示談交渉をして解決したいと思いますが、被害者の立場からすれ…

  4. もらい事故に遭ってしまったら?賠償責任はどうなる

    もらい事故とは、こちらに何の責任もなく相手側の一方的な過失によって起きた事故の事を言います。日本では…

  5. 要注意!役員の賠償責任から訴訟に発展!訴訟保険の必要性

    近年、多くの企業の会社役員に対して賠償責任が追及され訴訟に発展するケースが急増しています。株主代表訴…

  6. 輸出者だけでなく輸入者も加入すべき損害補償PL保険とは?

    商社や貿易会社で多く加入されているPL保険について、まだまだその重要性を知らない企業も多いのではない…

  7. 要注意!加害者が死亡の場合賠償責任は相続人に相続される?

    交通事故などで、加害者が死亡してしまった場合に被害者に対する賠償責任はそのまま相続人に相続されるので…

  8. 賠償責任を追及したくてもできない?請求には時効があるって本当?

    例えば建物を改築しようとしたら、10数年前に購入した敷地に瑕疵があり、改築に制約がかかることが判明し…

PAGE TOP