menu

多くの経営者が勘違いしている!経営の真の目的は利益ではない

企業とは何か、経営とは何かと問われると多くの経営者は「利益を生み出すもの」と答え「営利を目的とする組織である
と答えるでしょう。しかし、これは大きな間違いであることに経営者は早く気付くべきです。
経営の真の目的について、更に詳しく見てみましょう。

【会社の目的は利益ではない】
勿論利益がでていなければ、従業員の給与を支払ったり、借入金の返済をしたり、株主に配当金を支払うことはできません。
しかし利益ばかりを考えてしまうと、やがて短期利益至上主義に陥り、倒産という危機に陥ることにもなり兼ねません。
利益は、会社が妥当性のあるビジネスを行っているかどうかの一つの指針に過ぎないということを理解しておきましょう。
利益は、正しい方法でビジネスを行っていれば自然と出るもので、利益を上げるために会社経営をしているのではないのです。

【経営の真の目的とは】
では、経営の真の目的を考えてみましょう。企業は、利益がでないと存続することはできませんが、追及するものが利益になってしまうと本来の道を間違えてしまいます。
企業の業績を上げるために、業績という言葉を一旦忘れ、貢献に置き換えて考えて見ましょう。
お客様への貢献、社会への貢献と視点を変えて考えると、今までとは違った見方が出来るのではないでしょうか?
お客様や、社会、地域に必要とされる商品や、サービスを生み出すことで企業は、存続し、利益を出し続けることが出来るということを忘れてはいけません。

【企業はお客様あってのもの】
企業は、常にお客様を満足させることで成り立っているのです。これが、企業の使命であり、目的であると言えます。
企業は、自身で成り立ち存続しているのではなく、お客様や社会に生かされているのです。
その為には、企業の使命を明らかにし、仕事に対し常に目的意識を忘れないようにすることが重要です。
従業員一人一人が同じ目的意識をもって、仕事に価値を感じ、意欲的に働く為には、明確な使命が必要になります。
それが、企業にとっての経営理念や目標になります。

【まとめ】
経営の目的は、利益だと勘違いしている経営者も多いのですが、これを追及しすぎると、倒産の危機に陥る可能性があります。
企業が長く存続し続ける為には、経営者が目的を明確にし、社会や、お客様に貢献する気持ちを持ち続けることが大切です。
また、経営目的や理念をしっかりと従業員に浸透させていく作業も、怠らないようにしましょう。

企業経営が悪化する原因は?中小零細企業の場合

経営者が抱える課題は4つある!それぞれの課題と解決策

関連記事

  1. 経営者の様々な責任やリスクに対する有効な保険とは

    経営者には、従業員や、消費者、取引先などに対する様々な責任やリスクが存在します。このような経営者のリ…

  2. 要注意!企業の製品回収に関わるリコール費用の対策は充分?

    製品のリコール件数は年々増加傾向にありますが、リコールリスクに対する備えは万全でしょうか?商…

  3. 企業におけるリスクとそれに関する経営者の悩みとは?

    企業のリスクは、近年多様化しておりより複雑なものになっています。このような事から、リスクに対するマネ…

  4. 実態!経営者が負う事になるリスクと不安要素の軽減について

    事業を経営していくトップには、常に様々なリスクがありそれは常に多種多様なものに変化しているため、リス…

  5. 建設業の経営者や労働者が加入できる退職金制度とは

    建設現場で働く人や、事業主などが加入する事ができる退職金制度を「建設業退職金共済」と言います。これは…

  6. 厚生年金との差を軽減!日本建築業国民年金基金に加入するメリット

    国民年金に上乗せして、厚生年金に加入しているサラリーマンなどの給与所得者と、国民年金だけにしか加入で…

  7. 重要!経営者が負担する従業員の社会保険料は意外と多い

    経営者は、従業員を雇った場合に企業として負担する社会保険料についてしっかりと理解しておく必要がありま…

  8. 活動目的によって分類される建設業共同企業体制度(JV)とは?

    建設現場などでよくJVと書かれた看板を見ることはありませんか?これは建設業共同企業体と言われ、複数の…

PAGE TOP